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クラレトレーディング 桜の花のような断面をもつナイロンを開発

2016年04月01日

ゴムタイムス社


 クラレトレーディング(大阪市北区、村井研三社長)は3月30日、桜の花のような断面をもつナイロンを開発、16年3月から販売を開始したと発表した。

 インナーやスポーツ用途向け繊維では、汗をすばやく処理する機能性や風合いなど高機能性に対するニーズが拡大するなか、同社が開発した水溶性樹脂「エクセバール」を用いたことで高機能性や製造過程での環境負荷低減を実現したナイロンとなった。

 特長については、これまでのナイロンにはない5枚の花びらからなる桜の花のような断面ができるようになったうえ、糸側面にシャープな溝があることで水分が溝を伝わる毛細管現象により、吸水拡散性がさらに向上した。
 また、通常のナイロン糸よりも肌への接触面が少ないことから、常にサラッとした風合いを維持した。

 そのほか、易溶解性や生分解性に優れたエクセバールを使用したことにより、染色・排水による環境負荷の軽減に貢献するという。
 販売目標は、初年度で売上5億円。すでに欧米のレディースインナーやフットウェアメーカー、フィットネスブランドなどから高評価を得ており、今後国内外でインナー、レッグウェアなどの衣類、スポーツ用途などに展開していく計画だ。