ゴムロール特集 長寿命化ニーズ高まる 海外開拓に向けた動きも

2019年06月17日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会・統計委員会(ロール製品関係7社)がまとめた2018年のゴム・樹脂ロール生産量は前年比4・1%減の4378tとなり、5年ぶりのマイナスとなった前年に続いて2年連続で前年実績を下回った。

 原料別では、ゴムロールは同4・1%減の4000t、合成樹脂ロールは同4・1%減の379tとなり、ゴム・樹脂ともにマイナスだった。

 用途別では、全体の36・0%を占める印刷用ロール合計は同3・3%減の1592t。このうち、印刷用ゴムロールは同3・3%減、印刷用合成樹脂ロールは同4・2%減でゴム・樹脂とも前年実績を下回った。

 印刷用については、ペーパレス化に伴う印刷需要の減退により厳しい状況が続いている。分野別では、オフセット印刷用や新聞印刷用は新規、巻き替え需要

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