住友ゴム 南アフリカでトラック・バス用タイヤ生産設備を新設

2016年03月24日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は3月24日、急速な経済成長に伴うアフリカ市場におけるタイヤ需要拡大に対応するため、南アフリカ工場でのトラック・バス用タイヤの生産設備の新設を行うと発表した。

 生産能力は1万本/日、生産開始は2018年7月を予定している。

  近年、アフリカ市場でのタイヤ需要は、急速な経済成長に伴って増加しており、今後もさらなる成長が見込まれる。

 同社の南アフリカ工場ではこれまで、乗用車・ライトトラック用タイヤの生産を行っており、2014年に高性能タイヤを初めとする生産能力の増強と品質向上を目的として11億ランド(約80億円)の投資計画を発表していたが、今回トラック・バス用タイヤの生産設備の新設のため9・1億ランド(約66億円)の追加設備投資を行う。

 現在、同社はトラック・バス用タイヤについては輸入販売を行っているが、今回、トラック・バス用タイヤの生産設備を保有することで、現地での安定供給が可能となる。

 同社はアフリカ市場におけるタイヤ販売事業の一層の強化を図るとともに、グローバル展開を加速させていく方針。 所在地は南アフリカ共和国クワズール・ナタール州レディスミス。社名はスミトモ・ラバー・サウス・アフリカ。代表者はリアズ・ハフェジー氏。生産品目は乗用車、ライトトラック用タイヤ。投資額は9・1億ランド。

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