ゴム関連団体総会相次ぐ

2011年06月20日

ゴムタイムス社

 日本ベルトエンドレス工業会は6月14日、午後3時30分から岐阜県・下呂温泉の水明館で第38回定時総会を開催した。  定時総会は午前中に同工業会の事業活動の一環である工場視察(ゴム射出機械メーカー、三友工業㈱)を終えた後、開催された。 総会には全国の各地区会長らが出席し、東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げた後、袴田会長が「大震災の復興は必ずや成し遂げられる。戦後の焼け野原から今日 を築いた日本経済には大きなパワーがあり、いち早い復興が期待できる。私どもも精一杯の出来ることをしていきたい」とあいさつ。この後、平成22年度事 業、同年度収支決算、23年度事業計画案、同収支予算案などを主要議題とした議案審議に入り、原案通り承認可決された。 任期満了に伴う役員改選では新会長に野村和興長栄物産㈱会長、副会長に小熊良治東部ベルトエンドレス工業会会長(東日本バンドー㈱相談役)、袴田雅彦中部 ベルトエンドレス工業会会長(袴田ベルト工業㈱社長)、三間知夫近畿ベルトエンドレス工業会会長(西日本バンドー㈱製造部部長)が選任された。 新会長に就任した野村氏は「震災の復旧・復興のバックアップがとれる工業会として任期2年を務めていきたい」とあいさつした。議案審議終了後は全国各地区 ベルトエンドレス工業会会長から各地区の景況報告が行われたが、自らも被災した田中政明東北ベルトエンドレス工業会会長(みちのくエンドレス社長)が「皆 さまからの義援金ありがとうございました。大切に使わせていただきます」と述べ、東北地区のベルトエンドレス各社の被害状況について「岩手で一部損壊が 1、宮城で半壊1、全壊2、流出1、南相馬では一部被災したが、現在業務を開始した企業が1社と、徐々に回復しつつあります。しかし、水産加工をを中心に いつ復興するかわからず影響は大きい」としながらも、7月には総会を開催する予定でいる。

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