【ISO特集】2015年版ISO9001/14001が発行

2016年02月22日

ゴムタイムス社

 15年版ISO規格が発行 移行期間は18年9月まで

 2015年版ISOが昨年9月に発行された。品質マネジメント規格のISO9001、環境マネジメント規格のISO14001は、取引先の要請などもあり急速に普及したものの、事業活動とのかい離が指摘されていた。今後、企業側が新しいISOを経営の有効なツールと位置付け、その仕組みを事業活動に充分組み込めるかどうかが注目されている。

 ISOは国際標準化機構が決めた国際規格であり、多くの企業が品質マネジメント規格であるISO9001と、環境マネジメント規格であるISO14001を取得している。

 公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)によると、日本国内でのISOの取得件数は、ISO9001が約4万8700件、ISO14001は約2万8000件(16年2月8日現在)となっており、ISO9001は漸減し、ISO14001はやや増加傾向にある。

 そのISOが、2015年に改訂された(詳細は別項参照)。新しい規格は、IS(国際規格)の発行日(15年9月15日)から3年間が移行期間となるため、18年9月14日までに移行を完了させる必要がある。

 弊紙では、ゴム関連企業を対象にISO規格への取組みについてアンケートを実施したところ、品質管理体制の整備が進み、社員の認識が向上した一方、改善事項が減ったことでマンネリ化しているなど、活用状況に課題を上げる企業もあった。主なゴム企業によるISOへの取組みを紹介する。

 ISO特集ページに続く

 

 

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