横浜ゴム JIS難燃耐カット耐摩耗性コンベヤベルトを発売

2015年12月25日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは12月24日、従来のJIS難燃性コンベヤベルトに比べ耐カット性、耐摩耗性を大幅に向上させたJIS難燃耐カット耐摩耗性コンベヤベルト「フレイムガード・ロック」を10月から発売したと発表した。

 近年、安全性の面からニーズが高まっている難燃性に加え、耐久性の向上でコンベヤベルトの長寿命化が期待できるため、これらの性能を必要とするユーザーに展開していく。

 同製品は、主に製鉄所で焼結鉱や鉄鉱石、コークスを高炉へ装入する状況での使用を想定し開発された。このラインでは、難燃性に加え強い衝撃に対する耐カット性と耐摩耗性が求められている。横浜ゴムでは、合成ゴム製のため燃える特性のコンベヤベルトに自己消化性を持たせる技術で、種火となる高温の運搬物が離れると再燃しないようにしただけでなく、さらにエネルギー吸収性能もアップすることで耐カット性を向上させるとともに、ゴム配合の最適化を図り耐摩耗性も大幅に向上させた。

 同社は日本と中国にコンベヤベルト工場を保有し、石炭や鉱石などの資源開発用としてこれまで北米、中南米、豪州、中国などにコンベヤベルトを数多く納入し、高い信頼を獲得している。今後も、ユーザーの様々なニーズに応えた商品開発を進め、新規ユーザー開拓を図っていく方針。

 

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