住友理工 タイの事務機器向け精密部品子会社で開所式

2015年12月09日

ゴムタイムス社

 住友理工は12月9日、タイ・ラヨーン県に設立した事務機器向け精密部品製造・販売子会社、スミリコー・ケミカル・アンド・プラスチック・プロダクツ(タイランド)(略称:SRK―CP)で開所式を執り行ったと発表した。

 11月初旬に現地で行った開所式には、タイ政府関係者や取引先関係者ら約70名が出席。同社の代表取締役社長兼COO松井徹氏が「この地から品質の良い製品を直接お客様へお届けし、事務機器産業と地域社会のさらなる成長と繁栄に貢献していきたい」とあいさつした。

 同社グループはこのSRK―CPを軸に、成長著しいアジア各国へ高い品質の製品を安定的に供給し、成長市場と位置付けるICT分野のさらなる発展に努めていく方針。

 SRK―CPは300/61 Moo 1, Tambol Tasit, Amphur Pluakdaeng, Rayong, 21140, Thailandに所在。事業内容は事務機器向け精密部品の製造・販売。資本金は8億バーツ、出資比率は住友理工約100%。代表者はマネージングダイレクターの山口浩二氏。従業員数は136人(2015年3月末現在)。工場面積は敷地が約3万3200㎡、建屋が約9000㎡。投資額は約25億円(初期投資額)、売上高は約40億円(2018年度見込み)。

 タイは、同社グループが1995年にアジア圏初の拠点を設立した国で、現在SRK―CPを含めて計5拠点で防振ゴムやホースなど自動車用品のほか、練りゴムなどを製造・供給している。

 SRK―CPは、さらなる拡販を目的に、同社グループの事務機器向け精密部品分野における初めての海外生産拠点として、2012年10月に設立された。2014年3月より量産を開始し、タイをはじめとするASEAN諸国やアジア各国に展開する事務機器メーカー向けに広く製品を提供している。

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