住友ゴム 新材料開発技術の説明会開催 バイオマス軟化剤使用タイヤを来年量産化

2015年11月13日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は11月12日、東京・大手町の大手町サンケイプラザでプレスセミナーを開催し、若林昇・材料第三部長が新材料開発技術「アドバンスド4Dナノデザイン」と、高機能バイオマス材料開発への取り組みを説明した。若林部長のほか、村岡清繁・執行役員材料開発本部長、石田博一・材料企画部長が出席した。

 タイヤ開発では、グリップ・低燃費・耐摩耗という、相反する3つの性能を向上させることが求められる。同社は11年に発表した「4Dナノデザイン」を使い、グリップ・低燃費性能を大幅に進化させた「エナセーブNEXT」を開発し、昨年発売した。

 しかし、今後ハイブリッド車や電気自動車などのエコカーが普及していくと、車体の高重量とモーターの低い低速トルクに対応する耐摩耗性能が、従来以上に重要になってくることなどから、4Dナノデザインを進化させる必要があった。そこで同社ではその進化版であるアドバンスド4Dナノデザインの開発に取り組み、このほど完成した。

 同技術の特長は、

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