ブリヂストン 米でタイヤネット販売ツール開発会社を買収

2015年11月02日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは10月30日、同社の米国グループ会社であるブリヂストン・アメリカス・インク(以下、BSA)が、10月22日(米国現地時間)、タイヤコネクト・システムズ(以下、タイヤコネクト社)を買収すると発表した。

 タイヤコネクト社は、北米(主にカナダ)においてタイヤ販売店および販売代理店向けにEコマース機能を盛り込んだタイヤのインターネット販売ツールを開発しているソフトウェア会社。

 今回の買収手続きは、発表日より30日以内に完了する見込み。タイヤコネクト社の買収により、今後、BSAならびに同社の販売店網および販売代理店は、インターネットでのタイヤ購入から実店舗でのタイヤ交換までが完全に融合された購入体験を提供することで、今日のデジタル志向の顧客が持つニーズにより応えることができるようになる。

 2012年に創業したタイヤコネクト社は、他にはないBtoBおよびBtoC向けタイヤのインターネット販売ソリューションを多くの同社顧客に提供しており、その数は北米で約600の販売店となる。今後、BSAはタイヤコネクト社のソフトウェアプラットフォームをより多くの販売店に展開していく予定。

 タイヤコネクト社のソフトウェアツールを使用することで、販売店は従来通りタイヤ在庫の管理、価格設定、タイヤ交換工賃を管理しつつ、インターネット販売による売上の全額を計上することができるようになる。プラグアンドプレイソリューションであるタイヤコネクト社のツールは、BSAの販売店が現在使用しているウェブサイト上で機能し、顧客にスムーズな商品検索や購入体験を提供することができる。また、このツールの導入により、販売店および販売代理店は、効率性を向上させ、時間を節約し、トレンドに即した商品の提供も強化することができるようになる。

 BSAによるタイヤコネクト社のツールを用いたタイヤのインターネット販売とEコマースソリューションは、2016年の第1四半期よりBSAの販売店と販売代理店へ展開可能となる見込み。

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