豊田合成 警告機能付きハンドルを開発

2015年10月27日

ゴムタイムス社

 豊田合成は10月26日、自動車の安全性向上をねらいに、ハンドルが振動することでドライバーに注意を喚起できる「警告機能付きハンドル」を開発したと発表した。

 ドライバーの意図無しに車両が車線を逸脱したことを検知した場合に、ドライバーに直接的に警告を与えるため、ハンドルに小型モーター等を用いた振動ユニットを内蔵させ、モーターの回転によりグリップ部を振動させる運転支援機能を付与させた。

 同社製品の特長は業界トップレベルの静穏性能で、警告時の振動強度を維持しながら発生する振動音を他社製品に比べ約50%にしている。これは振動をグリップ部に伝え易くするために、振動ユニットとハンドル内部の芯金部を独自の方法で強固に締結すること等で実現している。

 同製品は10月22日に発表されたトヨタ自動車の「レクサスRX」などに採用された。

 なお、10月28日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される東京モーターショーの同社ブースで体験型展示品を展示する。

 豊田合成は今後も世界の顧客のニーズに合った製品開発を通じ、選ばれるグローバルサプライヤーを目指していくとしている。

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