15年のカーボンブラック年央見直し 総需要は微減の79万tに

2015年08月11日

ゴムタイムス社

 カーボンブラック協会は2015年のカーボンブラック需要年央見直しを発表した。

 日本自動車タイヤ協会の見直しをベースに、その他の需要分野の情勢等も織り込んで本年の需要見直しを行ったもの。

 15年のカーボンブラック総需要(輸出入含む)を年間で前年比1・6%減の79万2336tとした。年初見通しの同1・4%減の79万2718tから0・2ポイント下方修正したものの、絶対量として年初見通しとほぼ横這いとなっている。

 総需要のうちゴム用は同1・5%減の71万8683tから、同1・5%減の71万9598tへ、同横ばいの修正となった。

 国内景気は緩やかな回復基調が続いており、個人消費、設備投資共に持ち直しの兆候が見られる。今後については雇用、所得環境の改善傾向が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかに回復していくことが期待される。一方、中国経済をはじめとした海外景気の下振れ等、我が国の景気を下押しするリスクが懸念される。

 国内需要はゴム用が同1・5%減の70万7236t、非ゴム用は

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