鬼怒川ゴム 4~6月期 営業益48%増、アジア好調

2015年08月07日

ゴムタイムス社

 鬼怒川ゴム工業の15年3月期第1四半期連結決算は、売上高が193億6400万円、前年同期比9・5%増となった。営業利益は18億6600万円、同40・1%増、経常利益は18億6200万円、同48・2%増で増収増益となった。四半期純利益は11億8000万円、同70・1%増。

 アジアでの売上拡大による操業度の増加や、原材料の現地調達化拡大、グローバル同一のモノ造り活動によるコスト削減等が大幅な利益増加の要因となった。

 セグメント別の日本では、売上高は主要得意先の自動車生産台数の減少により、98億5700万円、同5・5%減となった。営業利益は、操業度の減少を生産性向上活動等の合理化活動により補い、7億7800万円、同4・0%増となった。

 米州では、売上高は、円安による為替換算差の影響により、34億4100万円、同12・3%増となった。営業損益は、生産性向上や材料歩留りの改善活動などの効果があったものの、減産対応に伴う一過性ロス等により、6600万円の損失(前年同四半期は7千万円の利益)となった。

 アジアでは、売上高は、中国での主要得意先の自動車生産の増加及び主要取引先外での新車拡販の効果により、60億6600万円、同44・8%増となった。営業利益は、操業度の増加及び新拠点での収益改善活動による効果等により、11億5700万円、同132・77%増となった。

 通期業績予想については前回発表から変更はなく、売上高800億円、前期比6・9%増、営業利益84億円、同21・2%増、経常利益36億円、同14・1%増を予想している。

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