ゴムタイムス70周年の画像
ゴム配合・成形トラブル事例とその対策のバナー

川口化学の12~5月期 売上微減、営業益は半減

2015年07月08日

ゴムタイムス社


 川口化学工業の2015年11月期第2四半期連結決算は、売上高が32億9900万円で前年同期比1・0%減、営業利益が1600万円で同51・8%減、経常利益が2200万円で同26・6%減、四半期純損失は1400万円(前年同期は1900万円の利益)となった。

 ゴム薬品の分野は、国内についてはタイヤ・合成ゴム用途と一部の特殊ゴム薬品の売上を伸ばした。しかし、工業用ゴム部品向けは昨年4月の消費税増税による反動減の影響が今期も継続し、国内自動車生産が低調であることから販売が伸びず、全体では前年同期比で売上が減少した。輸出は為替が引き続き円安に進行したことから、中国をはじめとする東南アジア市場での販売活動に注力し、主力商品を中心にこの地域の受注が拡大。一部品目で競合が激化したものの、全体では売上を伸ばした。この結果、同部門合計の売上高は20億1800万円で同4・1%減となった。

 樹脂薬品の分野は、主要需要先の国内外のアクリル酸・アクリル酸エステル・メタクリル酸の需要が全体では穏やかに拡大し、主力商品の販売は前年同期並みとなった。一部品目では顧客の国内生産品目減少や、輸入品との競合により販売減となったが、特殊品の拡販を図り、国内の売上は前年並みとなった。また、海外市場への販売を強化し、既存の顧客への販売を維持拡大するとともに、新規顧客の開拓を行ったものの、他国企業との競合が激化したことから売上が減少した。これにより、同部門合計の売上高は4億4200万円で同2・2%減となった。

 中間体では、界面活性剤中間体は顧客の生産がやや低調となったことから前年比で売上が減少。染顔料中間体は顧客需要に応じた生産販売を行い、前年並みの売上となった。農薬中間体は受注減少の品目があったものの、主要品目で顧客の需要増加に対応した生産販売を行い、全体として前年並みの売上となった。医薬中間体機能性化学品は品目により増減があったが、全体では前年同期比で売上が減少した。これらの結果、同部門合計の売上高は3億3200万円で同3・5%減となった。

 その他の環境用薬剤は今年に入り納入先の需要が減少したため、売上が減少。潤滑油向けは輸出の一部品目で受注を獲得し拡販したが、国内では輸入品との競合により売上が減少したため、全体では前年並みとなった。新規用途向けは品目により売上に増減があったが、新規受注の獲得に注力し売上高が伸びたことから、全体では売上が増加した。結果、同部門合計の売上高は5億600万円で同17・6%増となった。

 通期の連結業績予想は売上高が70億円で前期比4・0%増、営業利益が5000万円で同15・3%減、経常利益が5000万円で同25・0%減、純利益が1500万円で同59・2%減を見込んでいる。

本文:1127文字

関連キーワード: ·