オカモトの15年3月期 営業益4割増、車内装材が牽引

2015年05月11日

ゴムタイムス社

 オカモトの2015年度3月期決算は、売上高が808億7200万円で前年同期比4・4%増、営業利益は45億6100万円で同40・1%増、経常利益は60億1900万円で同42・4%増、当期純利益は28億8000万円で同12・8%増と増収増益となった。

 産業用製品では、一般用・工業用フィルムは、当初堅調に推移したが、年明け以降の荷動きが鈍く売上横這いとなった。
建材工業用フィルムのうち建材用は、住宅着工件数の低迷により減少したが、車輌用プラスチックシートは北米・中国向けが好調に推移し全体では売上横這いとなった。

 多層フィルムは、食品用は消費税増税後の市況低迷により低調に推移したが、産業用・電池用は新規の需要もあり全体では売上微減となった。
 農業用フィルムは、消費税増税の影響と作物価格低迷による生産者の節約志向のために需要が減少し売上微減となった。

 壁紙は、住宅着工件数が低迷したものの、マンション向けが好調であったことで売上増となりました。
 フレキシブルコンテナーは、石油化学メーカー向けの需要が増加し売上微増となった。自動車内装材は、自動車メーカーの世界的な展開に追従したこと、また同社製品の新規採用アイテムの増加により売上大幅増となった。

 粘着テープは、消費税増税の影響と消費減退の影響により売上減となった。工業用テープは、スマートフォン関連の新規採用やレンズ用、車輌用

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