住友ゴム 2015年度入社式を開催

2015年04月02日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は2015年度入社式を開催した。

 新入社員に対する池田育嗣社長のあいさつは以下の通り。

 我が国では景気回復の兆しが見え始めている一方で、世界経済を見ると、全体として停滞感が感じられる厳しい環境の中、当社の2014年の業績は、過去最高の売上と利益を更新し、5年連続で増収増益を達成しました。競争環境が厳しい中でも、このように実績をあげ、企業として成長を持続できているのは、当社グループの行動原則である住友の事業精神、住友ゴムWAYをしっかりと理解し、それを意識し取り組みを続けている先輩達が築き上げてきた強い経営基盤と社員の団結力があるからこそです。

 今年は、当社グループの長期計画「VISION 2020」の中間目標を掲げた年でもあり、当社グループの目指す「高収益・高成長の真のグローパルプレイヤー」の実現に向けた極めて重要な年で、まさに「勝負の年」と位置付けています。こうした年に入社される皆さんが、それぞれの持ち場で一日も早く活躍し、「VISION 2020」達成の大きなカになってくれることを、心から期待しています。

 本日は社長として、皆さんに3つの心構えをお願いしたいと思います。

 1. 基本をしっかりと身につけて、成長の基盤を固める

 まずは皆さん自身が社会人としての基礎、そして、住友ゴムグループの一員としての基盤を固める必要があります。業務のルールや基本を知り、これから社会人として生きていく上での大切なことを学んで欲しいと思います。そして、その際、留意すべきことは「なぜそのようなルール、碁本になっているのだろう」と考え、ルールや基本ができた過程や背景まで含めて理解する、ということです。こうした基本をきちんと理解してさえいれば、どんな変化にも対応できますし、変化をチャンスへと変えていくことができるはずです。

 2. 縦と横のつながりを大切にする

 縦のつながりとは「自らが属している部門、組織の中でのつながり」、横のつながりとは「部門や組織を超えたつながり」です。住友ゴムグループの一員として、グループの価値を高めていくためには、色々な人と付き合い、連携、協力を高めていくことが不可欠です。物おじすることなしどんどん多くの人と知り合い、皆さんが困難に直面した時に、部門の先輩や上司との縦のつながりにおいて課題を解決していってください。「横のつながり」は、アイデアの幅を広げ、課題解決の突破口を見つけてくれます。まずは同期との絆を深め、悩みを共有し、固い横のつながりを作ってください。同期の次はその周りの人、そして社外の人へと行動範閣を広げて横のつながりを強めることで、自らの知識や能力を高めて欲しいと思います。

 3. 社会の幸せのために、自らも夢を持ち、その実現に向けて挑戦する

 住友の歴史は、環境とともにあると言っても過言ではありません。当社も、低燃費タイヤといったカテゴリーを早くから実用化し、一昨年には、それまで石油由来60%であったタイヤを、世界で初めて100%石油外天然資源の夢の製品として発売することができました。今後も、当社は、地球の環境に貢献し、社会とともに歩む会社でありたいと思います。私は社員が夢を語り、実現させることができる会社でありたいと考え、「VISION 2020」で「全従業員の幸せを追求する企業にしたい」と宣言しています。皆さんも当社の一員として、夢を持ち「次の世界初は自分が作り、社会に貢献する」という気概をもって、その実現に向けてどんどんチャレンジしてください。

 最後になりますが、会社の枠に閉じこもることなく広く『真のグローバルプレイヤー』として自分を高める努力を忘れないでください。皆さんの若さ、明るさ、活気溢れるエネルギー、そして斬新なアイデアに大いに期待しています。

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