自動車用ゴム事業の4~12月 5社増収も利益で明暗

2015年03月09日

ゴムタイムス社

 自動車用ゴム部品メーカーの2015年3月期第3四半期のセグメント別売上高は、国内の自動車生産は消費税増税の影響などにより減少したが、北米・中国で自動車販売が増加したことで、鬼怒川ゴム工業が微減となった以外は増収となった。

 セグメント利益については、新興国での人件費をはじめとする経費の増加、南米経済の鈍化、タイと利益率の高い国内での減産などで、NOKとフコクが2ケタ増となった以外は、2ケタあるいはそれ以上の減益となり、くっきりと明暗が分かれた。

 ◆豊田合成
 豊田合成の自動車部品事業の売上高は前年同月比6・5%増の4944億円。国内の消費税増税後の需要減少やタイでの自動車生産台数の減少があったものの、米州での自動車販売が堅調に推移したことや、豊田合成メテオールを新規連結したことなどにより増収となった。

 セグメント利益については、新興国での製品構成悪化や、米州の新拠点での操業準備費用などにより2ケタ減となっている。

 ◆NOK
 NOKのシール事業の売上高は

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