ブリヂストン 福島でのボランティア活動を継続

2015年02月09日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは2月5日、同社グループ従業員及び従業員の家族による東日本大震災の被災地での復興支援のボランティア活動を2015年も継続して実施すると発表した。

 震災発生より4年近くが経過し、被災地が置かれている状況も変化する中で、同社グループは被災地の人々のニーズや復興段階に合わせた支援活動を行ってきた。同社のボランティア活動としては、2013年より福島県いわき市での新たなまちづくりに向けた活動への協力を行っており、今年も同活動への協力を続けていく予定だ。

 同社は、東日本大震災での被災者への支援として被災地でのボランティア活動のほか、保護者を亡くされた子どもたちを支えることを目的とした活動への支援も行っており、これらの活動も引き続き実施するとしている。

 2014年までの活動の実績としては、同社グループでは2011年4月より、復興支援ボランティアチームを結成し、2014年12月までの累計で、延べ1337名(59回)のグループ従業員及び従業員の家族をボランティアスタッフとして動員し、被災地の復興に向けた支援活動を実施してきた。福島県いわき市でのボランティア活動では、太陽光パネルの設置や、綿花の栽培による農業再生支援を実施した。

 2015年2月から6月までの活動は、「ブリヂストン復興支援ボランティアチーム」の名称で5班各15名にて実施することが決定している。活動内容は、太陽光発電所の設置(整地、太陽光パネル設置支援)、農作業(農地整備、綿花の手入れや摘み取り)などの活動支援。また、地域住民と復興に関する意見交換会なども実施予定。

 ボランティア活動先は、「いわき・おてんとSUNプロジェクト(いわきおてんとSUN企業組合)」。福島県いわき市において、市民主体での新たなまちづくりに取り組んでいるプロジェクト。同プロジェクトが行っている主な活動は、自然エネルギー(太陽光)によるコミュニティ発電事業、農業再生支援(有機農法での綿花栽培)、スタディーツアーの3点。

 同企業組合が行ってきた活動は、これまでに総務省「緑の分権改革」(被災地復興モデル実証調査)や経済産業省「住宅用太陽光発電高度普及促進復興対策事業」(福島実証モデル事業)、復興庁、「W―BRIDGE」から支援を受けている。

 「いわき・おてんとSUNプロジェクト」ウェブサイトは、http://www.iwaki―otentosun.jp/、 「W―BRIDGE」ウェブサイトは、http://www.w―bridge.jp/

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