日東化工の4~12月期 樹脂不調で減収減益

2015年01月29日

ゴムタイムス社

 日東化工の2015年3月期第3四半期非連結決算は、売上高が76億5500万円で前年同期比3・5%減、営業損失が9600万円(前年同期は1500万円の営業利益)、経常損失が1億300万円(前年同期は800万円の経常利益)、四半期純損失が1億1400万円(前年同期は100万円の四半期純利益)となった。

 ゴム事業全体の売上高は、ゴムコンパウンドが増収となったことにより、前年同期を1億2400万円上回る53億7800万円で同2・4%増となった。

 ゴムコンパウンドは、消費税増税前の駆け込み需要の反動減があるものの、昨年の第2四半期以降、自動車関係を中心に受注が堅調に推移したことで前年同期を上回る売上高となった。

 ゴムシートでは、第1四半期において受注が低調であったものの、その後建築土木関係の受注が好調に推移したことにより、前年同期並みの売上高となった。また、ゴムマットについても、建築土木関係における粉末マットの受注が好調に推移し、前年同期を上回る売上高となり、シート・マット全体としても売上高は前年同期を上回った。

 成形品は、クッションタイヤの受注が好調に推移したことにより、前年同期を上回る売上高となった。

 樹脂事業全体の売上高は、主に高機能樹脂コンパウンドにおいて、受注が減少したことにより前年同期を4億200万円下回る21億7600万円で同15・6%減。

 高機能樹脂コンパウンドは、消費税増税前の駆け込み需要の反動の影響等により自動車関係の受注が減

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