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ナフサ価格高騰に対応 エラストマー値上げ相次ぐ

2011年01月17日

ゴムタイムス社


 日本ゼオン 日本ゼオンは1月7日、化成品の販売価格を改定すると発表した。1月20日出荷分から石油樹脂(クイントン)㌔当たり20円、熱可塑性エラストマー SIS(クインタック)を同20円、それぞれ値上げする。原料であるナフサ価格は引き続き高水準で推移しており、今後もさらに上昇が見込まれている。事業 収益への影響が避けられず、安定的な生産、供給を継続していくためには製品価格の改定に踏み切らざるを得ないと判断した。 旭化成ケミカルズ 旭化成ケミカルズは1月6日、スチレン系特殊透明樹脂(アサフレックス)、スチレン系熱可塑性エラストマー(タフプレン、アサプレンT、タフテック、 S・O・E等)の熱可塑性エラストマーの製品価格を1月21日出荷分から㌔20円値上げすると発表した。 電気化学工業 電気化学工業は「デンカサーモシートOPS」の価格を2011年2月1日出荷分より㌔6円値上げすると7日発表した。 「デンカサーモシートOPS」の主原料ポリスチレンを供給するメーカー各社が2011年1月以降値上げを打ち出しており、同社では予ねてより各種の合理 化努力を実施し吸収に努めてきたが、現行価格では安定供給と事業継続が困難であると判断したもの。 クリアテックシート 食品包材用ポリスチレンシート・メーカーのクリアテックシート(電気化学工業、出光ユニテック、アルビィ東プラ3社の合弁)は、スチレン系シート製品の価格を 2月1日出荷分から1㌔当たり6円以上の幅で値上げする。 クレイトンポリマー クレイトンポリマージャパン㈱は、クレイトン製品の価格を、1月15日納入分から値上げした。対象製品群はSBS、SIS、油展SBSで、修正幅は㌔11円。 主原料やエネルギーのコストが上昇しており、世界的に不安定な経済状況下で責任ある供給を継続するため速やかな価格転嫁が不可欠と判断した。 ダウ・ケミカル日本 ダウ・ケミカル日本㈱のエラストマー事業部は1月7日、エラストマー製品の値上げを発表した。「ノーデル」IPハイドロカーボンラバーを1月15日出荷分より㌔40円値上げする。2011年第一次の値上げ。 三井化学 三井化学は1月12日、エラストマー製品全5製品の値上げを1月21日出荷分から実施すると発表した。国内向けは㌔当り16円以上、海外向けはトンあた り200㌦以上。主原料であるナフサ価格は昨年12月以降の原油価格の高騰に伴い、11年度第1四半期はキロリットル当り5万3000円が見込まれる状況 にある。