住友ゴム エナセーブ100が資源エネルギー庁長官賞

2015年01月21日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は1月19日、100%石油外天然資源タイヤ、ダンロップ「エナセーブ100」が平成26年度省エネ大賞(主催=省エネルギーセンター)の製品・ビジネスモデル部門において、「資源エネルギー庁長官賞」を受賞したと発表した。

 表彰式は1月28日に東京ビッグサイトで開催される「ENEX2015 第39回地球環境とエネルギーの調和展」で行われる。

 「省エネ大賞」は、優れた省エネ活動事例や技術開発等による先進型省エネルギー製品等を表彰し、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進等に寄与することを目的とするもの。

 同製品は、同社の一般的な乗用車用タイヤの場合で約60%を占める石油や石炭などの化石資源由来の原材料を、独自技術により全て「天然資源化」した世界初の100%石油外天然資源タイヤ。タイヤラベリング制度における転がり抵抗性能「AA」を達成した低燃費性能をはじめ、ウエットブレーキ性能、乗り心地などの基本性能を向上するとともに、耐摩耗性能を同社従来品に比べ19%向上させ、「省資源」という新たな環境性能も付加した。

 同社は今回の受賞について、同社の環境負荷低減のための先進的な取り組みと、高い技術力が認められた結果と考えているとしている。

 同製品は、天然ゴムを改質した改質天然ゴムを採用。天然ゴムそのものを改良し、合成ゴムの機能を併せ持つ「改質天然ゴム」を、安全性、耐久性、気密性など、求められる性能に応じて高機能化をしている。

 ひまし油由来素材の「新ジョイントレスバンド」をはじめ、「新パターンデザイン」「新プロファイル」の採用により、耐摩耗性能を同社従来品に比べ19%向上。ロングライフ性能を確保し、省資源化を実現した。

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