取材メモ 希望小売価格復活の背景は

2015年01月12日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンタイヤジャパン㈱(清水実社長)は、15年1月より低燃費タイヤ「エコピア」にメーカー希望小売価格を設定する方針をあきらかにした。

 タイヤの希望小売価格については、1996年にタイヤ公正取引協議会から店頭での実売価格とのかい離を指摘され、業界全体でオープン価格に移行した経緯がある。その後、同社は2003年に、プレミアムブランドである「レグノ」「ポテンザ」については希望小売価格を復活させていた。

 今回の施策により、同社が販売する夏タイヤのうち、サイズ数ベースでは約8割、販売ウェイトでは約3割の商品に希望小売価格が設定されることになる。

 前回、オープン価格が導入されたことにより、メーカーにとっては店頭で「希望小売価格の2割、3割引」と表示されて自社商品がたたき売りされているようなイメージダウンが避けられるメリットもあった。当然のことながら、小売にとって自由に価格が設定できることは大きな利点となり、その後のメーカーとの力関係の変化に少なからぬ影響を及ぼしただろう。ユーザーにとっては、価格競争によって製品が安く購入できる一方、自分で情報収集をしないと価格や品質の優劣がわかりにくいという面もあった。

 同社清水社長は、これまでの施策について「お客様に本当に必要な

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