年頭所感 日本ホース金具工業会 立田力三会長

2015年01月11日

ゴムタイムス社

 平成27年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

 昨年12月14日に施行された第47回衆議院総選挙は、予想通り自民党の圧勝となりました。野党第一党の民主党が対立軸とならず政権選択の意味合いがなくなったこと、第3極政党も分裂や解党をしたりで勢いがなく有権者の選挙への関心が高まらなかったこと、降雪の影響で有権者の足が遠のいたこともあり戦後最低の52・66%という投票率に終わりました。アベノミクスが始動して約2年、昨年4月の消費税引き上げの際の駆け込み需要の反動等はあったものの、景気は緩やかな回復基調にあり、いろいろ批判はあってもほかの選択肢が示されない状況でもあり、この選挙結果は、国民のアベノミクスに対する評価と今後の更なる成長戦略への期待の表れだと考えております。

 当工業会の状況ですが、建設機械向けや工作機械向けが好調で、昨年1~10月の出荷実績は549億円(前年同期比106%)となっております。内訳は産業用ゴムホースが377億円(前年同期比110%)、自動車用ゴムホースは81億円(同91%)、樹脂ホース57億円(同104%)、付属金具34億円(同100%)でございます。

 大手需要先である建設機械の平成26年1~10月の本体出荷額は、国内が

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