三井化学 世界最大規模のEPTプラントを本格稼動

2014年12月12日

ゴムタイムス社

 三井化学は12月12日、同社と中国石油化工股份有限公司の共同出資会社である上海中石化三井弾性体有限公司(以下:SSME)が中国上海市で建設を進めてきた、世界最大規模のEPT(エチレン・プロピレン・ジェン共重合ゴム)プラントの本格稼動を開始したと発表した。

 EPTは、耐候、耐オゾン性、耐熱・耐寒性、電気特性、耐化学薬品性に優れた合成ゴムであり、自動車部品(グラスランチャンネルやウェザーストリップスポンジ等)、電線ケーブル、その他工業部品に幅広く使用されており、中国では自動車産業、社会インフラ(鉄道等)の急速な拡大に伴い、EPTの需要が大幅に増加している。

 SSMEの生産能力は年7・5万t、所在地は中国上海市・上海化学工業区、設立は12年5月、資本金は約6億3000万人民元、出資比率は三井化学50%、中国石油化工股份有限公司50%。

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