住友理工 中国の自動車用防振ゴム新工場が完成

2014年12月12日

ゴムタイムス社

 住友理工は12月10日、中国・無錫市の自動車用防振ゴム製造・販売子会社、安維斯(無錫)橡膠减震器有限公司(以下、Anvis Wuxi社)で事務所の増築と新工場の設立が終了し、完成を祝う式典を執り行ったと発表した。

 Anvis Wuxi社の所在地は中国江蘇省無錫市新区靈江路2号 、従業員数は約400人、売上高は約6300万ユーロ(14年度見込み)、敷地面積は約35000㎡、建屋面積は約15000㎡(増設分を含む)、生産能力は約1億ユーロ(増設分を含む)。新工場の投資額は約330万ユーロ。

 同社は、全世界での製品供給体制を確立するため、13年に欧州・南米を主な拠点とする自動車用部品メーカーを買収・子会社化した。このうち、ドイツの自動車用防振ゴムメーカー・Anvis社が1994年に設立したAnvis Wuxi社は、中国市場での需要増大に伴う増産を図るため、新たな事務所と工場設備が必要となり、今春より建設を進めてきた。

 式典には、現地従業員や行政関係者らが参加。同社の渡辺満代表取締役執行役員副社長は「新工場の完成を機に、お客様や地域社会の成長と繁栄に寄与することをお約束します」と挨拶し、さらなる事業拡大を推進していくことを誓った。

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