豊田合成 赤﨑・天野教授のノーベル賞授賞式にコメント

2014年12月11日

ゴムタイムス社

 豊田合成は12月10日、赤﨑勇教授・天野浩教授のノーベル賞授賞式にあたって同社社長、荒島正氏のコメントを発表した。

「このたびスウェーデン・ストックホルムにおいてノーベル賞授賞式が開催され、赤﨑勇教授(名古屋大学特別教授/名城大学終身教授)、天野浩教授(名古屋大学大学院教授)および中村修二教授(カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授)が物理学賞を授与されましたことに対し、心よりお慶びを申し上げます。

 今回の受賞は、日本が世界に先駆けて開発・製品化したGaN系青色発光ダイオード(LED)が世界的に高く評価されたものです。LEDは小型・低消費電力・長寿命といった特徴を有するため、近年ではパソコンやスマートフォンなどに用いられる液晶バックライトや、照明の光源において急速にLED化が進むなど、ますますその適用分野が広がり、社会から「LED=省エネ」と期待されています。

 当社はパイオニアである赤﨑教授・天野教授のご指導のもと1986年から研究を開始し、世界で初めて開発に成功、1995年には事業化を成し遂げることができました。

 当社のLEDは世界トップレベルの性能を有し、「ノートパソコンやタブレット端末の液晶用LED」や「照明用LED」において、多くのお客様に採用頂いており、今後も高輝度・高効率化等にさらに磨きをかけ、省エネルギー社会の実現に向け貢献して参ります。

 また、ゴム・樹脂の自動車部品メーカーとして、環境に優しいクルマづくりに貢献すべく、「車載用LED」にもこれまで以上に注力し、自動車に使われるより多くの部品にLEDを供給していきたいと考えています。

 本日は、栄えある授賞式に出席させて頂き、当社もパイオニアの一員として先生方の受賞を嬉しく思うとともに、今後も責任とプライドを持って事業に取り組むことをあらためて決意しました。

 赤﨑教授・天野教授が、今後ますますご活躍されることを祈念いたしております」

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