豊田合成 インドに自動車用ゴムホース新会社 売上10億ルピー目指す

2014年12月09日

ゴムタイムス社

 豊田合成は12月8日、同社とインド有数の自動車部品企業であるUNO MINDA(ミンダ社)と豊田通商が、インド北部のハリヤナ州 バワルに自動車用ゴムホースを生産・販売する新会社を設立することに合意し、このたび合弁契約を締結したと発表した。

 新会社はミンダ TG ラバー(MTG)で、自動車生産が拡大し需要が見込まれるインドにおいて、顧客の現地調達化ニーズが高い「ブレーキホース」などを現地で生産するカーメーカーに供給することをねらいに設立するもので、2015年9月より生産を開始する。

 MTGは、所在地はインド ハリヤナ州 バワル。資本金は3億5000万ルピー(約6億円)、投資額は6億8000万ルピー(約12億円)。出資比率はミンダ社が51%、豊田合成が44%、豊田通商が5%。生産品目は自動車用ゴムホース(ブレーキホース、フューエルホース)。面積は土地が約1万5600㎡、建屋が約6200㎡。従業員数は約140名(2019年予定)。売上高は約10億ルピー(約17億円、2019年見込み)。

 同社は既にミンダ社と合弁でセーフティシステム製品とオートモーティブシーリング製品を生産するTGMINを事業展開しており、相互に経営権を持つ会社を有することで、より強固なパートナーシップを構築し、両社協業による事業の拡大をさらに推進していく。

 同社は今後もグローバルで最適な生産・供給体制を構築し、世界の顧客に選ばれるグローバル サプライヤーを目指していく方針。

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