上場ゴム企業の4~9月期 増収9割も減益が増加

2014年11月24日

ゴムタイムス社

 主要上場ゴム企業のうち、3月期決算企業の第2四半期決算が出そろった。合成ゴム2社を含む22社の決算内容は、ほぼ全社となる21社が増収になったものの、収益面では、営業増益10社、同減益12社、経常増益9社、同減益13社となり、前年同期に比べ、特に経常減益数の増加が目立った。自動車関連では、海外市場は概ね好調だったものの、国内市場は車種などにより明暗が分かれた。ベルトも市場や製品の種類によって業績への影響が異なり、合成ゴムは海外市況の悪化で営業利益が減少するなど、業種や市場によって各社の業績に差が出た。また円安は輸出企業にとってプラスに作用したものの、内需中心の企業には、原材料価格やエネルギーコストの上昇などの形でマイナスの影響を与えた。通期の業績予想については、上方修正は4社、下方修正2社、売上高・営業利益・経常利益で修正方向が異なる企業が7社、前回予想からの修正がない企業は9社となり、前年同期と同様まだら模様となっている。

 合成ゴム大手2社(JSR、日本ゼオン)を含む22社合計の売上高は

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