住友ゴム ランフラットタイヤが新型レクサスLSに装着

2014年11月21日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は11月19日、10月から発売のトヨタ自動車の新型「レクサスLS」に、ダンロップの高性能ランフラットタイヤ「SP スポーツマックス A1 DSST CTT」の納入を開始したと発表した。

 今回装着される同製品は、最先端のランフラットタイヤ技術を投入し、「レクサス LS」の求める上質な乗り心地を実現している。また、ダンロップ独自の新開発コンパウンドと内部構造の専用チューニングにより、高レベルの運動性能に加えフラッグシップセダンにふさわしい優れた環境性能も兼ね備えている。

 なお同製品は、「タイヤの高精度と高性能」を追及した同社独自の太陽工法で製造することにより、運動性能をはじめ乗り心地や燃費性能などさまざまな要求性能を高い次元で満たしている。

 タイヤサイズは、235/50RF18 97W。

 ランフラットタイヤは、走行中、完全なパンク状態(空気圧ゼロ)になっても、所定の速度で一定の距離を走行できるタイヤ。安全性の向上と、スペアタイヤ不要化による省資源・軽量化・車両設計の自由度向上を同時に実現できる。また、同社独自技術により、サイド補強型をさらに進化させた、CTTプロファイルを採用している。

 製品特長は、「CTTプロファイル」と「ディンプルサイド」。

 CTT(コンバインドテクノロジータイヤ)は同社の独自技術であり、インボリュート曲線を使用したタイヤ形状は、サイド補強層でランフラット性能を、丸いトレッド部で乗り心地などの一般性能を高め、さらに軽量化も実現している。

 「ディンプルサイド」は、タイヤインサイドに凹状ディンプルを配列することで、表面に乱気流を発生させ、冷却効果を向上させた。これによりパンク状態での走行時の熱破壊を抑え、耐久性を向上した。

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