【CMB特集】シンコー 下期減速も上期は2ケタ増

2014年11月16日

ゴムタイムス社

 シンコー(大阪府八尾市、金原良和社長)の14年12月期の上半期の売上高は前年度比10%以上、営業利益もプラスを確保というように、好調に推移した。

 需要動向を見ると「増税前の駆け込み需要かどうかは不明」(同社)だが、昨秋の需要期に例年通りに受注が伸び、本来なら年末に落ちるはずが落ちずに、3月まで高いレベルで受注が継続した。しかし、4月に入ると急減。5~7月は右肩上がりで回復傾向に推移したものの、8月は稼働日が少なく、今年の底を記録した。

 その後「本来なら9~11月は、受注がぐっと伸びる需要期になるが、勢いがない。理由をいろいろ調べているものの、分からないというのが正直なところだ」と同社では首を捻っている。

 このため、下半期は厳しい状況が見込まれるが、上半期の「貯金」を生かし、通期では前年比でプラスに持っていきたいというのが、決算に関する今期の方針だ。

 営業に関しては、オリンピックや復興需要、建築関係などで、今後増加が見込まれる

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