【ゴムシート特集】入間川ゴム 新規中期計画を策定

2014年11月17日

ゴムタイムス社

入間川ゴム

 入間川ゴム(埼玉県狭山市、細井達男社長)の2015年3月期の上半期(4~9月)は、消費税増税前の駆け込み需要の反動で4月の売上は前年比約10%減にまで落ち込んだが、7~9月には建築関係向けなどの汎用製品の受注増により売上が増加した。上期全体では前年を上回った。

 利益面では、「前年同様もしくは、売上増の範囲内での若干の伸びにとどまる」(細井達男社長)と見ている。

 市場状況や資材費の動向を注視しつつ慎重に判断したい、と留保してきた価格改定については、「一斉に何パーセント上げるということではなく、他に比べ相対的に安いと思われる製品価格の是正をしていく」とし、時期に関しては「今年度中が一応の目処と考えている」。

 同社は先ごろ環境対応ニトリルゴム(IN―80―K)、環境対応耐油性耐候性ゴム(IV―600―K)など環境対応製品の発売を開始した。両製品はフタル酸フリーで、さらに世界基準でもあるEUの電気製品環境規制「RoHS指令」および廃自動車に関する規定「ELV指令」にも適合している。

 すでに自動車関連、弱電関連を中心に引き合いが出始めており、今後は

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