【ジョイント特集】耐震改修で需要が増加

2014年12月08日

ゴムタイムス社

●改修需要

 ゴム可とう継手(フレキシブルジョイント)とは、コンクリートとコンクリートの継目を、伸縮性のあるゴムで覆うもの。ゴムの両脇を押さえ板とボルトで固定することで止水性を確保する。

 ゴムの幅や形状は、設計の際に考慮する変位量と沈下量で決まり、例えば大地震を想定したものになると、20cmの伸びと、30cmの沈下まで対応することができる。

 ゴム可とう継手はさまざまな構造物で使われている。上下水道施設や地下通路、大規模建築物と地下通路の接続部分、高速道路、地下鉄、比較的規模の大きな用水路など、その使用個所は多岐に渡る。また配管と配管、配管とマンホールの接続部に使われるものもある。

 大規模構造物で可とう継手が使われるのは、重要施設や変位が予想される場所。例えば大都市の地下道と高層ビルがつながっている場所では、それぞれ設計が異なることから、大規模地震が発生した際に異なる変位を示すことが予想されるため、可とう継手が使われる。

 逆に言えば、地下道と連結せずに単独で建っている巨大な建築物には、可とう継手は必要ない。

 上下水道施設でも、新設で可とう継手が入るのは、

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