宇部興産 第2四半期・通期連結業績予想を下方修正

2014年10月17日

ゴムタイムス社

 宇部興産は10月16日、2015年3月期第2四半期と通期の連結業績予想の修正を発表した。

 第2四半期の売上高は、前回発表時の3200億円から3・8%減少して3089億円と下方修正した。営業利益は90億円から33・3%減の60億円、経常利益は60億円から21・7%減の47億円、純利益は25億円から100%減少して0円としている。

 ナイロン原料カプロラクタムの市況低迷、機能品・ファイン製品の販売数量の伸び悩み、機械製品の売上計上の下期への期ずれなどにより、また9月30日に公表したウベボードの解散に伴う特別損失を同第2四半期において計上することから、売上高、利益ともに前回予想を下回る見込み。

 また、通期の売上高は6700億円から1・5%減少して6600億円と修正した。営業利益は300億円から13・3%減の260億円、経常利益は240億円から8・3%減の220億円、純利益は135億円から7・4%減の125億円を見込んでいる。

 セメント・生コン等の建設資材製品の出荷は堅調ながら、カプロラクタムや機能品・ファイン製品の市況低迷など化学部門の回復遅れの影響は第3四半期以降も一定程度続くと思われるため、売上高、利益ともに前回予想を下回る見込み。なお、ウベボード株式会社の解散に伴う特別損失計上の影響は、通期当期純利益に対しては極めて軽微となっている。

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