ブリヂストン 公開燃費テストで16%向上 TB用低燃費リトレッドタイヤ発売

2011年09月14日

ゴムタイムス社
深谷社長の開会の挨拶

深谷社長の開会の挨拶

 ㈱ブリヂストンのブリヂストン・タイヤ・セールス・関東㈱及びブリヂストンBMS㈱は6日、東京のホテル日航東京でトラック・バス用低燃費タイヤ「ECOPIAM801」ユーザー発表会・燃費テストを開催した。

 同会は関東地区の輸送事業者を対象に、第1部は新製品「ECOPIAM801」の説明、第2部は新製品を使用した燃費テスト、第3部は燃費テストの結果報告と新製品の提案の3部構成で実施された。当日は60社90名が参加した。
 深谷健次郎ブリヂストン・タイヤ・セールス・関東㈱代表取締役社長が開会の挨拶で、同社の低燃費タイヤの必要性を述べた。第1部の新製品の説明では、高松剛タイヤ技術サービス部長がプロジェクターを使用しながら同製品の特長を順を追いながら解説した。
 同製品は第4世代の低燃費タイヤで、新開発低燃費ゴム「ハイパーコンパウンド」を採用し、トレッドゴムの発熱を抑え、低燃費性能を向上。またタイヤの使いすぎを防止し、良質な台タイヤの確保が可能だという。
 第2部では、実際に同製品を装着した2回の燃費テストを実施。具体的には、浮島ICから海ほたるまでの6㌔を走行し、燃料消費量、所要時間、速度、燃費を測定した。1回目は同社の「M890」で測定し、2回目は同製品で測定。2つの製品で燃費の比較をユーザーに体験してもらった。また1回目と2回目の間に、タイヤの安全作業の見学も行った。
 第3部では、燃費テストの結果報告を行い、同製品を装着することで16・4%の燃費が向上することがわかった。続いて新製品の提案として、「エコバリューパック」の説明が行われ、同提案はユーザーの運行形態・使用条件等、様々なニーズに合わせた「新品・リトレッド・メンテナンス」を組み合わせたカスタマイズ可能な提案になっている。
 同会終了後、実際に同社のリトレッドを使用しているユーザーから意見を聞く機会もあった。
 同社では今回の同会をモデルケースとして、各地区に燃費テストを実施していく。

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