豊田合成 メキシコで自動車用部品の新会社を設立

2014年09月19日

ゴムタイムス社

 豊田合成は9月19日、メキシコにおける自動車生産の拡大に対応し、自動車用 内外装樹脂部品を生産・販売する新会社トヨダゴウセイ イラプアト メキシコ(以下、TGIMX)を、中央メキシコのグアナファト州イラプアト市に設立したと発表した。

 TGIMXは8月に設立。同市CDR工業団地内に所在し、「ラジエータグリル」や「コンソールボックス」等の内外装部品を、米州地域で生産するカーメーカーに2016年4月より供給を開始する。

 TGIMXの投資額は約6700万USドル(約67億円)で、2014年10月に工場建設を開始し、樹脂射出成形機や塗装設備などを導入する。なお、従業員数は2019年度時点で約280名となり、順次拡大する予定。

 資本金は680万USドル(約47億円)。出資比率は同社の100%出資子会社であるトヨダゴウセイ ノースアメリカ コーポレーションが95%、その他が5%。面積は、土地が約15万㎡、建屋が約3万7000㎡。代表者(社長)は後藤篤氏。売上高は約9000万米ドル(約90億円、2019年度見込み)。

 当社は既にメキシコにおいてTAPEX、TGASMXおよびTGRMXを有しており、4拠点目となるTGIMXの設立により、自動車部品4事業の全てで生産・供給体制を構築することになる。

 豊田合成は今後も世界の伸びる市場の事業基盤を強化し、顧客に選ばれるグローバルサプライヤーを目指していく方針。

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