エボニック 子ども化学実験ショーで東北支援を継続

2014年08月29日

ゴムタイムス社

 日本におけるエボニックグループは8月4日から9日まで、子ども化学実験ショー「粉マジックで迷路を作ろう!」を実施した。

 同ショーはセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)と協同で東日本大震災復興支援活動の一環として、岩手県大船渡市・宮城県石巻市両地域の児童クラブと、SCJと同社グループが建設支援を行った「東松島市矢本東保育所」の子どもたち、合計207名を対象に行われた。

 子どもたちは同グループで製造しているシリカ(二酸化珪素)を使用し、社員ボランティアの指導のもと4種類の実験を通じてシリカの特性を学ぶと共に、化学の力がどのように暮らしの身近な所で貢献しているのか楽しみながら理解を深めた。

 SCJと同グループは2011年7月に東日本大震災の復興支援に関して包括的な取り組みを協同でおこなうことに合意し、SCJによる学童保育指導員サポート活動に同社が協力する形で、これまでに今回を含め宮城県・岩手県の学童・保育所で約1000人の子どもたちを対象に化学実験ショーを実施した。同社は今回で被害が大きくまた行政等の支援が届きにくいSCJの指定した「重点支援地域」全てで「子ども化学実験ショー」を開催したことになる。

 同活動は化学の面白さを伝え次世代を担う子ども達を育成・支援するだけではなく、被災した子どもや家族の日常性の回復を目指すと同時に、親が安心して働くための環境を提供する役割も果たしている、学童保育の活動をサポートすると共に、被災地で遊び場が制限されている子ども達に普段とは違った体験で楽しい時間を提供することで、被災地域の方々を支援することを目的に活動を行っている。

 日本における同社グループは、同企画を通じ東日本大震災被災地の支援を継続していくとしている。

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