横浜ゴム 太陽光発電導入  平塚の研究開発センターに

2011年01月06日

ゴムタイムス社

横浜ゴム㈱は、平塚製造所(神奈川県)内にある研究開発センター「ラディック」に太陽光発電システムを導入した。昨年12月23日から稼動させた。約90 平方㍍87W/枚のパネルを120枚設置し、年間で約8000kWhの電力を賄う予定。これによるCO2削減効果は年間3㌧を見込んでいる。
同社は地球温暖化防止を環境貢献活動の最重要課題の一つと位置づけ、温室効果ガス排出量を「2020年度までに基準年比25%削減」という挑戦目標を掲 げている。これを達成するため、高効率設備の導入や徹底した省エネ活動に加え、自然エネルギーの導入を積極的に進めている。太陽光発電システムは自然エネ ルギー利用の一環として、平塚製造所のほか三島工場で、新城南工場では太陽光+風力発電を導入している。海外では中国の乗用車用タイヤ生産販売子会社であ る杭州横浜輪胎有限公司に導入し、本年2月から稼働する予定でおり、今後、国内外においてさらに拡大させる。なお、平塚製造所ではすでに09年に小規模な がら太陽光+風力発電システムを導入している。
国内横浜ゴムグループの温室効果ガス排出量は、主力タイヤ工場へのコージェネレーションシステムの導入や省エネ活動の強化により、06年度から4年連続で京都議定書における日本の削減目標を上回る成果を達成している。

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