やさしいタイヤ材料のはなし その⑬

2014年08月23日

ゴムタイムス社

ゴム用原材料②

 ゴムに次いで配合量の多い補強材に話を移します。

 ミシュラン兄弟が、史上初めて、空気入りタイヤを装着して自動車レースに出場したものの、パンク修理に手間取り、スペアタイヤを使い果たしてリタイヤしたのが1895年、それからわずか数年後、1900年代に入るとほとんどのクルマが空気入りタイヤを装着していたようです。

 耐久性、耐摩耗性の問題点は未解決ながら、スピード、乗り心地及び操縦性の点で空気入りタイヤの魅力がいかに大きかったかが想像できます。

 そして、必要は発明の母、空気入りタイヤが主流になってから、わずか10年ほどでカーボンブラック(以下CB)が出現し、

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