東レのCSRレポート…震災での対策や教訓、今後の課題

2011年09月12日

ゴムタイムス社
「東レグループCSRレポート2011」

「東レグループCSRレポート2011」

東レは、2010年度の東レグループのCSRの取り組みをまとめた「東レグループCSRレポート2011」(A4版/58ページ)を発行した。

同レポートでは3月11日に発生した東日本大震災への東レグループの対応について報告している。BCPに基づいた初期対応、震災で得た教訓と今後の課題、被災地に対する復興支援についてまとめ、対策本部長からのメッセージを掲載している。

また、同社は2011年4月からスタートした長期経営ビジョン「AP-Growth TORAY 2020」と中期経営課題「プロジェクトAP-G 2013」で、改めて地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献できる事業である「グリーンイノベーション事業」の拡大を成長戦略の重要テーマと位 置づけた。レポートのハイライトでは、東レグループのこれまでの「環境経営のあゆみ」を振り返るとともに、過去のあゆみをベースとした今後の「未来社会へ の貢献」について紹介している。

CSR推進の3カ年計画で2010年度で終了した第三次ロードマップの結果報告と、新たに策定・開始した第四次ロードマップ、「重要達成指標(KPI)」 の内容について報告している。このほか、2010年度のCSR活動実績を「経営基本方針」に沿った「お客様のために」「社員のために」「株主のために」 「社会のために」の4つの区分で、それぞれ年次トピックスを中心に報告している。

 また、レポート発行にともないウェブサイト「CSR・環境」の情報も更新した。ウェブサイトでは、冊子の内容に加え、各種方針や体制などを含む詳細かつ網羅的な情報を開示しているほか、CSR活動報告に関する意見を募るアンケートページも設けている。

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