東洋機械金属 射出成型機新シリーズがフルラインアップ

2014年07月19日

ゴムタイムス社

 東洋機械金属は、昨年、中大型機から販売を開始した射出成形機の新シリーズ「Si―6」の、小型機まで全12型式のフルラインアップ完了を発表した。

 同製品は「SMART MOLDING~プラスチック射出成形をよりシンプルにスマートに~」をテーマとして作り込んでいる。

 中でも、今回の小型シリーズでは、精密成形に求められる「高精度型締機構」を標準化し(型締力100トン以下)顧客の高水準な要求にも応えられる仕様となっている。

 「Si―6」は制御システムに最新のSYSTEM 600を搭載。見やすく、タッチしやすい大型画面の採用や金型事故防止、成形条件診断、成形ナビゲーションといったサポート系の機能を特に充実させた。また、新設計による小型化で省スペースを実現。リプレイス、レイアウト変更が容易。

 メンテナンス性に関しては、顧客の要望を取り入れ、本当の意味での「使いやすさ」を追求した。また、省エネ環境性能にもこだわった仕様を盛り込んでいる。

 さらに、射出装置の摺動部分に抵抗の少ない直動ガイドを採用し射出安定性を向上。成形品の品質安定に貢献する。型締機構については、産学共同開発の成果である「Vクランプ」型締機構など実績ある技術を継承しながら、タイバー間隔やエジェクタストロークといった基本スペックを向上させた。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー