住友ゴム 都城市でヒゴタイの植栽活動を実施

2014年07月04日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は7月3日、都城市内の小・中学校にて6月から7月にかけて、キク科多年草・ヒゴタイの植栽活動を実施したと発表した。

 同活動は、環境省のレッドリストで絶滅危惧II類に指定されているヒゴタイを本来の自生地で再び根付かせることを目的に実施しており、今年で6年目の取り組みになる。

 同社グループは、すべての生命活動の基盤である生物多様性構成要素の持続可能な利用に配慮した事業活動を積極的に推進しており、事業所ごとに敷地内で希少な在来種の保護・育成を手掛けるなど、さまざまな生物多様性保全に取り組んでいる。

 宮崎工場では、2005年から工場敷地内でヒゴタイの繁殖・育成を開始、2009年からは周辺地域への植栽活動を継続しており、今年は6月6日から7月2日に都城市内の小・中学校18校で植栽を行った。これにより2009年から地域への累計植栽本数2000株を超えた。

 ヒゴタイは、かつて霧島山麓に広く自生していたが、近年野生でその姿をみることはなくなった。同社は、本来の自生地に再び根付くよう、今後も地域との連携を深め、精力的に活動していくとしている。

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