取材メモ ゴム薬品が民芸品を変えた

2014年06月30日

ゴムタイムス社

 ゴムの加硫法は1839年にチャールズ・グッドイヤーが発見したとされている。研究室で居眠りをした彼のゴム靴に硫黄がこぼれ、ストーブで加熱された後、翌朝目覚めるとゴム靴の弾性が増していた、というのはよく知られたエピソードだ。

 ところが、先ごろ東部ゴム商組の勉強会でゴム薬品について講演を行った有我望氏(大内新興化学工業)によれば、1832年にドイツでLunderdorfが、ゴム溶液に硫黄を加えて加熱すると粘着性が小さくなることを発見しており、1834年にはアメリカでHaywardが、ゴム板に硫黄を散布して加熱すると粘着性が減少することを発見していたのだという。

 グッドイヤーの時代は、すでに硫黄がゴムの性質に何らかの効果を与えることは知られていたのだ。だから、グッドイヤーの研究室にも硫黄が置いてあり、ベッドで眠るのを忘れるほど研究に没頭していたのだろう。

 さらに遡ること数百年、ゴムを欧米に初めて紹介したのは、コロンブスだと

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