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ポバール興業 カスタムベルトに特化、上場で設備投資拡大

2014年06月23日

ゴムタイムス社

 6月25日に名証2部上場を予定しているポバール興業(名古屋市中村区・神田隆生代表取締役社長)は、樹脂を使用したベルトを国内でいち早く製造・加工・販売したパイオニア的な企業だ。

 社名に使われているポバール(ポリビニールアルコール:PVA)はクラレが開発した機能性樹脂で、同社は創業後まもなく、ポバールを化学反応させてできたポバロンシートを樹脂ベルトの素材に採用。ただ製造するだけでなく、顧客ニーズに合わせて製品を創造していく会社の姿勢を表すため、「興業」の文字と合わせて社名に取り入れた。

 その姿勢は実績にも表れている。国内主要ベルトメーカーの売上高に占めるカスタム製品の比率は3割を切っていると見られるが、同社では41・7%と高いカスタム比率となっている。

 神田社長は、先ごろ開催された上場前説明会の席上、「創業当初よりお客様の要望に真摯に応える姿勢を貫き、今や取扱製品の大半が受注生産をするカスタマイズ型になった」と述べている。

 同社の14年3月期連結決算は、売上高23億1800万円、前期比1・8%増、営業利益は2億4400万円で同6・4%減、経常利益は2億8200万円で同3・0%増となっている。売上の内訳はベルト関連が12億3300万円で売上全体の53・2%を占めている。研磨関連が7億6700万円、その他が3億1700万円。

 現在、国内の樹脂ベルト業界の市場規模は約140億円で堅調に推移している。「ベルトの性格上、顧客から短納期が求められるため、

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