【CMB特集】 竹原ゴム加工 9月にタイ新工場が稼動を計画

2014年05月17日

ゴムタイムス社

顧客アンケートでCS向上目指す

 竹原ゴム加工(岐阜県中津川市 中島竜二社長)の14年度上半期の実績(13年9月~14年2月)は売上高が前年同期比5%増となり、利益面では原材料の高騰があったものの、微増を確保した。
 13年の材料別生産品目実績では、EPT、NBR、シリコーンの3品目で半分以上の割合を占め、そのほか、アクリルゴム、フッ素ゴムなどが占めた。なかでもフッ素ゴムやフロロシリコン等特殊品の動きが伸びている。月産量に関しては、EPT、NBRが140~150t、シリコーンが130t、フッ素ゴムが50~60t、アクリルゴムが50~60t、となっている。
 同社の海外展開は中国の瑞竹化工(上海)有限公司と2拠点目となるタイの新工場TAKEHARA RUBBER (THAILAND) CO.,LTD.新工場は同社と東京材料との共同で、タイでのフッ素ゴムならびにシリコーンゴムのコンパウンド工場となっている。両社はゴム部品の現地生産化がさらに加速することを見込み、タイの需要拡大に対応していく。また新工場で高品質なコンパウンドを現地で供給する体制を整え、タイならびに周辺国の顧客に供給する計画だ。
 新工場について、中島社長は「3月に新工場の地鎮祭を行った。今年の9月には稼動を計画している。今後、中国の工場とタイの工場の2つの工場が相互補完できるようにしていきたい」と語る。
 国内に関しては、

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