【CMB特集】 エラストミックス 国内強化しつつ海外に軸足

2014年05月10日

ゴムタイムス社

 ゴム製品に必要不可欠な素材・マスターバッチのスペシャリストであるエラストミックス(三重県四日市市 中村栄太郎社長)の13年度の需要動向は、国内は一昨年のエコカー減税による需要増の反動が継続したため、第1四半期(4―6月)は不調だった。7月以降は回復したものの、第1四半期の不振が響き、上期は前年割れとなった。
 下期は消費増税前の駆け込み需要により、受注が急増し、売上は2ケタ増。この結果、通期では前年実績を上回り、利益も売上増に伴って増加したことから、微増ながら増収増益を達成している。
 その後、3月半ば以降からやや受注が落ち始め「消費増税後はその影響がかなり出ている」(中村社長)という。
 海外の13年度の業績については、タイの上期は材質変更や取引先企業の内製化が響き微減、下期は自動車生産と国内需要が停滞している状況で、通期では前年割れとなった。
 中国は、

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