西部ゴム商組が工場見学会 雷センターを視察

2014年04月28日

ゴムタイムス社

 西部ゴム商組は4月24日、平成26年度の人材育成事業として恒例となった工場見学会を開催した。
 今回は2008年5月に雷の試験や研究施設として尼崎駅北側に設立された音羽電気工業の「雷テクノロジーセンター」を見学した。
 同社は兵庫県尼崎市に本社を置く国内唯一の雷対策専門メーカー。家庭用から大型用まで100種類以上避雷器や雷害関連製品を中心に取り扱っている。
 見学冒頭で、雷の特徴や避雷器などについての基本的な説明を受けた後、試験設備を見学した。
 高電圧試験設備は、高さ10M以上の巨大な装置で、1600kvの電圧を作り出すことができる装置。最新のスイス製の装置の他に、同社が創業当時から使用している旧来型の電圧発生器も見る事ができた。ここでは、雷害対策製品の開発や受託試験、各種電気機器の評価試験などを行っている。
 直撃雷電流試験装置は、日本最大の22万アンペアを発生させることが可能な装置で、雷は20万アンペア以下で発生していることがほとんどなので、ほぼ全ての雷のパターンに対応できるという。
 雷の模擬発生実験では、30秒近くかけ大量の電気を貯め、一気に放電して雷を発生させるのだが、発生時の音には迫力があり、参加者にどよめきが起こった。事前にアラームがなり、身構えていても驚いてしまうほど大きな音だった。
 雷には直撃雷と誘導雷があり、直撃

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