三井化学 太陽光発電所の発電開始

2014年04月24日

ゴムタイムス社

 三井化学は4月21日、太陽光発電に関する診断及びコンサルティング事業のための同社初となる太陽光発電所(実証設備)を茂原分工場に建設し、4月8日に発電を開始したと発表した。
 今後は、同発電所を実証設備として活用し、太陽光発電に関する診断及びコンサルティング事業で提供する診断技術や保守・メンテナンス技術を拡大させていくとしている。
 実証設備としての特徴は、太陽光パネル。多結晶シリコン型と化合物薄膜型という代表的な2種類を設置することにより、多様な太陽光発電所に対応した技術開発を行う。
 また、PCS(パワーコンディショナー)については、太陽光発電先進の欧州では一般的であり、経済性に優れた太陽光発電システムを構築できることから日本で普及が拡大している直流1千V仕様を採用し、従来のPCS(直流600V仕様)は勿論、高電圧PCSを採用した発電所に対応した技術開発を行う。
 監視システムには、独自の遠隔監視システムを導入する。ビッグデータを解析して実発電量を正確に評価し、発電異常を早期に検出する発電所診断技術を開発・検証する。
 施設名称は、三井化学茂原太陽光発電所(太陽光発電実証設備)。同社の茂原分工場内に設置する。7600㎡で、発電能力は335KW。

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