第5回 高機能フィルム展開催① ゴムロール各社が多数出展

2014年04月21日

ゴムタイムス社

 高機能素材に関する3大展示会が4月16日〜18日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。「第5回 高機能フィルム展」に出展したゴム・樹脂関連企業は次の通り。

◇バンドー化学
 伸縮性導電フィルムおよび伸縮性ひずみセンサ「C―STRETCH」を、開発中の最新技術として参考出品した。
 伸縮性の高いエラストマー製の「C―STRETCH」は曲面へのセンサ取付けが容易で、柔軟性に優れ、測定対象の変形を妨げずに大きなひずみ量の計測が可能。静電容量式のため測定精度に優れ、身体計測や運動能力計測、リハビリ、介護分野などで需要が見込まれる。伸縮性導電フィルムと組み合わせることで、今後普及が待たれるウェアラブルデバイス製品にも展開が可能となり、来場者の多くが足を止めて説明に聞き入っていた。
 その他、先ごろ開発を発表した高熱伝導率の放熱シートおよび銀ナノ粒子接合材に関する技術の一部など、最新技術を多数展示した。

◇加貫ローラ製作所
 ゴムローラーを通じ、高機能フィルムに関する様々なトラブル解消に役立ちたいとのコンセプトで出展。ゴミ除去用帯電防止粘着ローラ「ECクリーナーローラ」シリーズを展示し、細かい異物を機材に影響を与えることなく取り除く同製品の機能を、パネル等を使って訴求した。
 シワ取り用途では、インテリジェント張力制御システム「センサーロール」を提案。シャフト組込み式の張力センサ等により、張力変動を監視・検出・制御できる次世代型システム。アサヒ電子研究所が開発製造し、同社が販売する同システムを積極的にアピールしていた。

◇カンセンエキスパンダー工業
 フィルム、紙、金属箔などの製造工程で発生するシワや縮みを除去する「エキスパンダーロール」を展示した。同製品と通常のロールとの違いは

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