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BASF 南京にアクリル酸・SAPプラントを新設

2014年04月16日

ゴムタイムス社

 BASFは4月15日、同社とSINOPEC(シノペック/中国石油化工集団公司)が4月9日、中国・南京にある両社の折半出資合弁企業であるBASF―YPCのフェアブント(統合生産拠点)に、アクリル酸および高吸水性樹脂(SAP)の製造プラントを各々開設したと発表した。
 さらに、2014年後半にはアクリル酸ブチルの製造プラントも生産を開始する予定。
 BASFとSINOPEC、アクリル酸と高吸水性樹脂のプラントを開設新プラントの新設によって、さらなるC3(プロピレン)のバリューチェーン強化を図り、高まる川下製品の需要に対応。特に、年間生産能力6万トンを誇るSAPプラントにより、中国での赤ちゃん用おむつ、成人用おむつ、生理用品などの需要増に対応する。
 BASFアジア太平洋地域ファンクション担当プレジデント兼グレーター・チャイナプレジデントのアルベルト・ホイザー氏は「BASFは、エネルギー効率が高く、迅速で安定した供給を実現するため、アジア太平洋地域への投資を強め、現地生産率を75%にすることを目指しています。プロジェクトの推進にあたり、SINOPECとの強固なパートナーシップを維持し、中国やアジアはもちろん世界中の衛生用品業界への取り組みを強化していきます」と述べている。
 また、SINOPECのエンジニア副部長兼化学製品部門ディレクターであるチャン・チェンヨン氏は「今回のプロジェクトの推進によって、お客さまのニーズに応え、両社はさらに進化していきます。プロジェクトは持続可能性(サステナビリティ)という観点において新たなビジネスチャンスを生み出し、クリーン生産に関しても積極的な貢献を果たします」とコメントしている。
 BASFの「フェアブント」(統合生産拠点)システムは、基本的な化学製品から高付加価値製品に至るまで効率的なバリューチェーンを生み出している。さらに、あるプラントの副産物を別のプラントで出発原料として使用することが可能。中国・南京にあるBASF―YPCのフェアブントでは、今後、SAP、アクリル酸ブチル、アクリル酸の生産をC3(プロピレン)の生産と統合生産していく計画。その結果、より安定した供給、優れたエネルギー効率、高い費用対効果を実現すると同時に、エネルギー使用量と環境への影響を最小限に抑えることができるとしている。

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