カネカ BASFのモディファイヤー事業譲受

2014年04月04日

ゴムタイムス社

 カネカは4月2日、子会社であるKaneka Belgium N.V.(以下、Kaneka Belgium)によるBASF SE(以下、BASF)からのアクリル系モディファイヤー事業譲受に関して、同年2月11日に欧州連合競争法上の当局承認が得られ、3月31日をクロージング日として譲受手続きが完了したと発表した。
 アクリル系モディファイヤーは、塩化ビニル樹脂やエンジニアリングプラスチックスの耐衝撃強化剤や加工助剤として使用されている。
 Kaneka BelgiumとBASFは2013年12月4日に資産譲渡契約を締結した。事業譲渡されたアクリル系モディファイヤー製品は、Kaneka Belgiumまたは、その子会社であるKaneka Modifiers Deutschland GmbHで生産する。
 Kaneka Belgiumは、モディファイヤー事業において40年間にわたる実績があり、樹脂加工業界では信頼度の高いモディファイヤーメーカーとして広く認知されている。2011年のEvonik社からの事業譲受に引き続き、今回のBASFからの譲受により、欧州における同事業の強化を図るとしている。

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