カネカ 高砂工業所の火災について現場検証実施

2014年03月19日

ゴムタイムス社

 カネカは3月18日、同社高砂工業所で3月16日に発生した電解プラントの火災について、3月17日に、消防・警察による現場検証が行われたと発表した。
 検証により、出火原因は電気分解装置(電解槽)の状態を監視する装置のケーブルであると特定。
 同社では、同プラント全系列を再点検し、安全性に問題がないことを高砂市消防本部に報告し、再稼働の了承を得たとしている。これを受け、3月17日夕刻より順次生産をスタートさせており、近日中に、通常稼働となる予定。
 なお、同件による同社の生産・販売体制及び業績への影響は軽微であるとしている。
 同事故はカネカ高砂工業所の電解プラント(塩水を電気分解し、苛性ソーダ等を製造するプラント)で3月16日19時57分頃発生。火災は電気分解装置の一部のみで、建物への延焼、人的な被害はなし。3月17日夕刻より、安全を確認した系列より順次生産再開中。

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